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明日の為の経済ビジネス情報


第183回 景気上昇に影響する数字と重み 

2015年02月16日(月)

景気に好影響する物価に関する数字
 景気上昇に寄与する数字は物価高が大きい要因であるがそれだけで景気全体を現すのは難しい。
景気の上昇指数的な指標が必要である。
そこで、景気上昇に影響する数字と重みを仮に考えてみよう。

(1) 化石燃料など日本で生産できないものの輸入物価【安】:
 石油、エネルギー等価格低下は電気料金ガス料金等の低下となり、製造業一般家庭の支出多様化となり、
景気に好影響となる。逆に値上がりは影響が大きく、発電用化石燃料輸入は基本的に長期契約でガソリン価格のように動きは大きくないが、エネルギーベストミックスの中で化石燃料の比重が大きければ価格高騰時影響は大きい。現状年間化石燃料の輸入が10兆円を超えている中で、原子力選択は化石燃料輸入物価に左右されにくいのでエネルギーベストミックスとして必須だ。
(2) 日本で生産可能なもの輸入物価【高】:
輸入品物価高は国内生産回帰傾向になり、緩やかに国内経済活性化につながる。
基本的に円安がこの傾向を顕著にする。
(3)上記以外の国内物価【高】:
1%から4%平均2%程度の物価高は投資意欲を促し安定成長を促す。
借入金の負担軽減化に寄与し景気上昇の原動力になる。国債発行残高が多い日本は必須である。


景気指数対策マトリクス例










項目 重要
度例
下落上昇例 指数算出式 新景気指数

(1) 輸入物価【安】(化石燃料など日本で生産できないもの): 7 下落10%の場合 (10×7)/100 0.7

(2) 輸入物価【高】(日本で生産可能なもの): 8 上昇15%の場合 (15×8)/100 1.2

(3) 上記以外の物価【高】: 85 上昇1.0%の場合 (1.0×78)/100 0.78





新景気指数計→ 2.68








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編集後記
 本年最初の発刊となります。
他の所要も有り、今年は年6回以上発刊を目指し、頑張ってまいります。
   よろしくお願いいたします。

要望問い合わせ他

作成2014.03.20
更新2015.02.16
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