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明日の為の経済ビジネス情報


第94回 日本復活の道(資源確保)

2010年11月8日(月)
日本の排他的経済水域と領海の広さは世界第6位である。それに領土を合わせれば世界第9位である。その日本の排他的経済水域における資源調査が今行われている。
【沖縄県沖で鉄や銅など豊富な資源を含むとみられる「黒鉱(くろこう)」という鉱物が見つかった。日本の海洋探査船が水深約1100メートルの海底を掘削して発見した。黒鉱の埋蔵量としては国内で最大級という。日本の新たな海洋資源として注目が集まる。
黒鉱は外見が黒い鉱石の総称。海底の熱水から溶け出した硫化物などが堆積(たいせき)してできる。今回は沖縄諸島北西部の「伊平屋(いへや)北熱水域」という海域の海底で見つかった。本格的な分析はこれからだが、鉄や銅、亜鉛、鉛、銀が確認されたほか、金や希少金属(レアメタル)、ユーロピウムといったレアアース(希土類)も含まれる可能性があるという。
日本経済新聞2010年11月1日】
現状、日本のエネルギー需給率は4%、原子力を含めても20%しかない。この残りのエネルギーを海外から購入しているのである。これを、海洋資源開発で補えれば莫大な利益を生むことができる。早期の海洋資源開発が期待される。
日本固有の領土である尖閣諸島で中国の進出が見られるが、日本の排他的経済水域ははっきりと歴史的背景を含めて世界に示しておくべきだ。
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編集後記
牛丼並盛280円価格競争が続く外食業界、赤字スレスレの限界料金に達している感がある。しかし、価格を下げればお客が増えるとは必ずしもいえない。本当に節約する人は自分で作り食事をする。これが究極の低価格である。今の外食産業には安さだけでなく、家庭では作れない良さを追求することが生き残りの方法と言える。
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今日の外来語言い換え辞典 (国立国語研究所外来語言い換え提案引用)
セーフガード<緊急輸入制限> 全体 ★★☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆
意味
 特定の産品の輸入が急増した場合に,暫定的に輸入を制限する措置
使用例
 輸入の急増によりセーフガード【緊急輸入制限】を暫定発動したねぎやトマト,ピーマン等の監視品目を主対象としつつも
その他の言換え語例
<緊急輸入制限措置>

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作成2010.11.07
更新2010.11.08
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