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明日の為の経済ビジネス情報


第51回成長戦略

政府は2009年12月30日午前、新たな成長戦略の基本方針を閣議決定した。重点分野として①環境(エネルギー)、②健康(医療・介護)、③アジア(アジア太平洋中貿易圏)、④観光(地域活性化)、⑤科学技術、⑥雇用(人材)の6項目を提示。環境(エネルギー)、健康(医療・介護)、観光(地域活性化)の3分野で2020年までに合計476万人の新規雇用を生み出すとしている。
さらに、平均の成長率目標を名目3%、実質2%以上と設定している。
 これは、過去の政権では成長戦略はあまり具体的に明示されていなかった。その上、不況及び労働人口構成の経済への影響に対する認識が甘く、先行き不安感があったが今回明示されたことで達成へのノルマが課せられ一歩前進と言えるだろう。ただ健康産業は国家財政を使う側面が強く補助的な産業であるため、経済の推進役としての役割は小さい。ただ、建設関係等の箱物への財政出動より雇用創出面での経済効果はあると思われる。
詳細はこれから明らかにしていくだろうが、これらの課題を達成するための財源確保は大きな課題になる。そして、現在膨大な額になっている国債発行額とその利払い減少への計画的取り組みも明らかにしてもらいたいものだ。
本誌では今年、こういった成長戦略のあるべき方向性を皆様と考察しつつ経済ビジネスの活性化に貢献していきたい。
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編集後記
新年あけましておめでとうございます。
昨年鳩山政権は迷走と言われながら、政府予算案2010度を2009年内決定ということになりました。「一般会計総額は92.3兆円」これで景気回復と行きますかどうか分かりませんが、国債残高が多大な今、これ以上借金が増やせないことから及第点と言うところでしょうか。
微力ながらさらに経済ビジネス発展に貢献するため、今年も本誌をお送りいたします。
どうかよろしくお願い申し上げます。
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今日の外来語言い換え辞典 (国立国語研究所外来語言い換え提案引用)
ワーキンググループ<作業部会> 全体 ★★☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆
意味
 委員会などの中に設置される,具体的・実務的な作業や調査をする集まり
使用例
厚労省は専門家で構成するワーキンググループ〔作業部会〕で販売品目を選定する方針だが
手引き
類義の外来語に,「プロジェクトチーム」,「タスクフォース」がある。新しい企画に向かって活動を行う「プロジェクトチーム」は「企画部会」と,ある課題を解決するために特別に作られる「タスクフォース」は「特別作業班」と言い換えられる。

要望問い合わせ他

作成2009.11.21
更新2009.11.23
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