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明日の為の経済ビジネス情報


第42回食料価格と為替

1.食糧の国産と輸入
 輸入食物の価格が安ければ国産食物は新鮮さ、品質で勝負しつつ価格もある程度抑えなければ売れない。
 現状外国の食料品価格が安いのは、為替が円高に推移していることが原因である。為替が円高に振れるのは、リーマンショック以降ドルの評価が下がっており、強くなっている元はドルとほぼ固定的なレートになっている、アメリカからの穀物、中国からの野菜などの輸入は価格が安くなっているので輸入され消費やすくなっている。国産食料品は品質で勝負している状態である。
2.農業と製造業
日本は製造業は輸出が多く製造の機械化が進んでおり比較的人件費が農業に比べ人件費がかからず、製造効率が良い、その分輸出競争力はある程度保っている。
スーパーの一つ150円で売られているキャベツの出荷時の値段は、1ケース約8個入った10Kg入りで500円程度だ。
これらから箱代や種代、肥料代、消毒代、4ヶ月間の水代などを引いたら手元には1箱につき100円ぐらいしか残らない。
1日夫婦二人で働いて100箱(およそ1t)出荷しても1万円ぐらいの利益しかならない仕事だ。
不良品は出荷できず、どれだけ安くても出荷時期を逃したら商品にならない。
安いのがわかっていてもその時期に出荷せざるを得ないのが農業だ。キャベツ150円で売られているときはまだ良いが100円になると殆ど利益がない。農業をする意欲がそがれる状態だ。農業の効率化が急がれる。
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編集後記
日本は2004年3月以降為替介入を行っていない。2009年10月、1ドル90円はかなりの円高水準、元安、ウオン安に推移し中国及び韓国の経済が活性化している中で、日本の輸出高は約30%減に推移し輸出入の推移はほぼ同じ金額になってきている。円高、及び、国債増発の中での経済回復は長期化すると思われる。実体経済を考えれば円は1ドル105円位の強さしか無いように思われる。
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今日の外来語言い換え辞典 (国立国語研究所外来語言い換え提案引用)
キャピタルゲイン<資産益> 全体 ★☆☆☆ 60歳以上 ★☆☆☆
意味
資産の売却や値上がりによる収益
使用例
 投資先企業の成長と早期の株式公開を後押しし,キャピタルゲイン〔資産益〕の獲得を狙う。
その他の意味
 <資産収益・資産売却益・資産値上がり益>
  
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